90cmや120cmの大型水槽でなければ1つのセット(小型ボンベ)で60cm2つや60cmと30cmなど2つの水槽に添加することは可能です。今回は1つのセットから2つの水槽に簡単に分岐する方法をお話ししたいと思います。
もくじ
CO2添加セットを準備する
まずは基本になるCO2添加のセットを準備します。
各メーカーから基本セットが販売されていますので、バラバラにパーツを揃えるより安く買うことができます。
今回はADAのアドバンスシステムーフォレストを使いますが、大体どのセットも同じ作りなので参考にしてみてください。
参考までにADAアドバンスドフォレストシステムは下記の内容物です。
価格は税抜き¥15000です。ADAの製品は店舗購入のみでネット購入できなくなっているので全国どこでもこの価格になります。
セット内容/
CO2システム74-YA/Ver.2
CO2フォレストボトル
パレングラス・イージー
逆流防止弁
ボールバルブ
CO2メタルスタンド
耐圧チューブ(クリア)
シリコンチューブ
キスゴム各種
洗浄用スポイト
通販大手チャームさんからもCO2添加を始めやすい一通り揃った格安セットが販売されています。
ボンベも5本付いているのでお買い得ですね!
- チャームオリジナル コンパクトCO2レギュレーター(スピコン・ボールバルブ付属) 1個
- 新瓶 CO2ボンベ 74g 1本
- プラスチック製CO2ボンベスタンド 1個
- 耐圧チューブ 外径6mm クリア 3m
- 逆流防止弁 1個
- エアーチューブ ソフト(ホワイト) 1m
- キスゴム クリアブルー(直径18mm) 6個
- キスゴム クリア(直径30mm) 1個
- バブルカウントディフューザー 1個
- Oリングセッター 1個
- 説明書 1枚
- 新瓶 CO2ボンベ 74g 5本
- 交換用 専用Oリング 1個
2つ目の水槽用に必要なもの
上記のものは基本セットで1つ目の水槽用のものになります。
ここから2つ目の水槽用に揃えるものを紹介しましょう。
スピードコントローラー
二酸化炭素添加のスピードを調節するコントローラーです。よく略してスピコンと呼ばれます。
もし基本セットに入っている場合は1つ、入っていない場合は2つ必要になります。
低速制御用のものを選びましょう。
今回の説明ではこちらを使用しています。
これに耐圧チューブを差し込みますが、こちらはチューブ外径φ6mmになります。お使いになるセットをご確認ください。
分岐(ユニオン)
1つのボンベから2つの水槽へCO2を分岐させるためのジョイントです。
T字の物とY字の物がありますのでお好みで選んでください。
こちらも耐圧チューブを挿して使用します。
逆流防止弁
基本セットに入っている場合は1つ、入っていない場合は2つ必要です。
CO2添加を止めた後にチューブから水が逆流して来ないようにするため必要なパーツです。
ボールバルブ
手動でCO2添加をのオン/オフを切り替えるスイッチです。
夜間CO2添加を止めたい時やちょっとした作業をするときに止めたいとかの時に使います。
ちなみにADAのセット、チャームのセットには付属しています。
ボンベからCO2の流れを一時的に止めるための物なので1セットに1つあれば大丈夫です。
こちらも耐圧チューブに挿します。↓は6mmのもの
カウンター+ディフューザー
CO2がどのくらいの速さで添加されているかを目視できるカウンターが必要ですが、CO2を水槽内に拡散させるディフューザーが必要です。
コスト的にもこの2つが一体化されたものがおすすめです。
こちらには耐圧チューブではなく、エアレーションなどに使う柔らかいシリコンチューブを挿します。
基本セットに入っている場合はもう一つの水槽用に1つ必要になります。
カウンターとディフューザー一体型のおすすめはこちら
電磁弁
手動でCO2添加をするなら上記のボールバルブでオン/オフを切り替えますが、もしCO2添加を何時にオンして何時にオフするという自動化にしたいなら電磁弁+タイマーが必要になります。※タイマーは後述します。
電磁弁は電気が通ることにより電磁弁が開きCO2セットをオンにする物です。電気が遮断されるとCO2添加はオフになります。
稼働中は熱を持つものがあるのでそこまで熱くならない下記のものがおすすめです。
私は送料込みで安いのでこちらで買いました。安心の日本製!
タイマー
CO2添加は水草の光合成が行われる日中(照明点灯時)に必要ですが、水草が光合成を行わない消灯時(夜間)には必要ありません。
照明を消した後の夜間、水草は光合成による酸素を出すのを止め酸素を消費します。
水草も酸素を必要とする夜間はCO2を添加し続けると水槽内の生体が酸欠になることがあります。
日中は光合成をしている水草から酸素が出ますのでエアレーションはなくても大丈夫ですが、前述したように夜間は水草も酸素が必要になるのでエアレーションをしたほうが良いでしょう。
そこでタイマーを使って夜間はCO2セットを停止させます。
手動でやる!という方は問題ありませんが、止め忘れを考えればタイマーを使い自動化させておくと便利です。
CO2を止めている間はエアレーションをオンにします。
ということは下記のようにタイマーが2つ必要です。
・CO2を日中にオン、夜間にオフ
・エアレーション(酸素)を日中にオフ、夜間にオン
アナログタイマーも良いんですが、スマホで簡単設定できるスマートプラグがおすすめです。
2個セットなので上記のエアレーション、CO2に1つずつ使います。
専用アプリが必要ですが、一つずつ時間のオン/オフも簡単に設定できます。
※タイマーの設定については【CO2システムを2つの水槽に分岐させたい!接続/設定編】で説明します。
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