最強寒波の日に停電した話

オリノコさん

真冬に停電しちゃったよー
水槽は大丈夫かな?


もくじ

強い寒気が来る

先日の話になりますが、2023年1月25日は冬型の強いファンキーが来る。10年に一度のファンキーという事でどんなファンキーやねんと思いつつ、前日の予報によると私の住んでいる地域の最低気温マイナス5度とのこと。

しかも、24日から仕事で家に不在で帰宅は25日の午前中予定だったので、一番冷える24日の夜あたりからタイマーでエアコン設定しようかな、などと考えておりました。

ちなみにうちの水槽は26.2から26.7度に設定していて上がればクーラー、下がればヒーターが稼働して一定の水温を保つようにしています。

24日の昼あたりはかなり暖かくて、明日本当にマイナスになるの?って感じでエアコンは設定せず出かけました。実際水槽のある部屋は日中は暖かくて、晴れていた24日も水温が上がり水槽用のクーラーが稼働していました。

ということで水温の方は大丈夫かなと思い、24日14時ごろに仕事に出かけました。

この時期は日中暖かいんですが、日が暮れると急に気温が下がります。
その日の夜はそれに加え、急に強い風が吹き始め、雪が舞ってるなんていう話も耳にしました。

帰宅すると…

翌日の25日は心配した積雪もなくよく晴れていました。

仕事帰りに食料品などの買い物を済ませ11時30分ごろに帰宅し、水槽のあるリビングに入ると本来は点灯しているはずの照明も点いておらず水槽が真っ暗です。

「え?」って感じで本当に一瞬思考停止しました。

水槽だけではなく電化製品全部止まっていて「停電?」「この一帯そうなのかな?」とか思いつつスマホで停電情報を調べました。

この地域の停電情報はなかったのでブレーカーを見に行くと漏電ブレーカーが落ちていました。
うちは東京電力なのでどうすればいいか聞こうと思いましたが、普段東京電力に電話することもないのでどの部署に電話していいのかわかりません。
引き落としでペーパーレスなので明細とかもないし。。。どこかにしまった契約書を探して、そこに記載されたそれっぽいフリーダイヤルに電話しました。

電話しつつ、ブレーカーの見方なんかもわからないので、漏電ブレーカー落ちた際のセルフチェックなんかの動画を参考にしてあれこれ試してみましたが、分岐したブレーカーを一つずつチェックしても漏電ブレーカーが落ちます。
その間ずっと東京電力に電話しているんですが混み合ってて全く繋がりません。

しかも今日は燃えるゴミの日でゴミも捨てに行かなきゃいけない。この辺りの収集は12時過ぎに来ます。

ゴミ捨てに行ったり、電話したり、ブレーカーのチェックしたりでバタバタしながら水槽の水温計チェックしてみると12時頃で21度くらいでした。

30分以上掛け続けて保留していてもなかなか繋がらないので、近くの電気工事できる所に電話して話すと2時間以内に折り返すとの事でした。
再度ネットで調べると東京電力パワーグリッドの番号がわかったのでそちらに掛けたらすぐに繋がりました。結局さっきのところはキャンセルして東京電力に来てもらうことに。

もし、東京電力をお使いで停電で困ったときはこちらに電話するのがいいと思います。
一応番号を載せておきます。

東京電力パワーグリッド
0120-995-007

とりあえず出来る事を

工事の人が来たのは14時過ぎで、それまでにバタバタしながらもこんな事を試していました。

エアーを送る
生体はもちろんですが、水槽内のバクテリアを殺さないよう電池駆動のエアーポンプを使いました。
これは台風シーズンに停電したら使おうと思って購入していたもので買っておいて良かったなと思いました。

富士灯器パワーポンプ FP-2000

水温のキープ
幸いガスは生きていたのでお湯を沸かして水温を下げないように何度か水換えをして水温をキープ。当然ですが、お湯を直接水槽に入れるわけではなく、水を混ぜて水温を調節します。水温がかなり下がっていたので若干いつもの水換え時より水温を高めにしました。
それでもエアコンもついていない部屋なので時間が経つにつれ、水温はどんどん下がります。

換水
フィルターも動いていないので水は汚れていきます。
実際ppmは工事の人が来た時から復旧までだけでもプラス40くらいになっていました。
なので上記の水温キープと汚れ対処という事で換水は有効だと思います。

餌を与えない
いつも大体お昼頃に餌を与えていますが、この日は我慢してもらうことにしました。
餌自体もそうですし、排泄物等で水が汚れると思いますので、この日みたいにフィルターが動いていない時には餌は控えた方が良いです。

蓋をする
ネットで生体を購入した時の発泡スチロールがあったので外気と触れると水温に影響があるかなと思って蓋をしました。ちなみに普段は蓋をしていません。

あとは早い復旧とメンバーの体力が持つことを祈るのみ。
工事の人が来た14時過ぎのこの時点で落ちている子はいませんが、明らかに動きが鈍くなっていて、ここから日が落ちると更に冷え込むのでこれ以上長引くと流石にやばいなと多少の犠牲も覚悟しました。

救世主到着

工事の人が来て事情を話してブレーカーをチェックしてもらいましたが、おそらく漏電ブレーカーの故障との事。古いタイプでここ数日で同じタイプの物を10数件交換したそうです。季節的なものも関係あるそうです。

分岐のブレーカーを一つずつチェックしても漏電ブレーカーが落ちていたので納得しました。
こんなこともあるんですねぇ。とりあえず電化製品が原因とかではなくて良かったです。
結局メインブレーカーと漏電ブレーカーを交換で様子を見ましょうということになりまして、ちなみに料金ですが、点検費9000円、パーツ交換代17000円の26000円です。

うちは賃貸なのでこういうのはオーナー持ちだと思いますが、この日は不動産屋は休みで連絡が取れず、後日交渉するという事で進めてもらいました。本当に色々重なりますね。

で、工事が終わって電気が復旧したのが15時50分ごろ
この時の水温がこちら

18.7度ーーー
みんなすまない(泣)こんなのなかったよね、今まで(泣)もぐもぐ。
小腹が空いたのでなんか食べながら安堵し復旧を喜びました。

意外と上がらない?

もうこの時間(16時)だと日は落ちてきて部屋も寒くなってます。
エアコンをつけてヒーターで温度が上がるのを待ちました。
ちなみに水温が上がるのメモってたんで載せておきます。

15:50頃復旧 18.7度
16:50 20度
17:20 21度
18:00 22度
19:10 23度
20:30 24度
22:00 25度
24:00 26度

という感じでいつもの水温になるまで約8時間!!!もかかりました。
急に水温上げてもかえって良くないかなと思い、ヒーター任せで徐々に上げていくスタイルにしました。
いやーこんなに時間かかるんですね。

結局この日は特に何もせずに様子を見て翌日に餌やりと換水をしました。
(前述したように餌も控えました)

落ちた子は?

水も汚れ、低水温にもなりましたが、魚たちはどうだったんでしょうか?
幸い1匹も落ちる事なく、この記事を書いている3日後にも体調を崩す子は出ていません。

フィルター内のバクテリアは酸素も行ってなかっただろうし、さすがに全滅だったと思いますが、その後も今の所問題ないように見えます。

初めての経験だったのですが、生体たちは意外と水温下がっても持つものだなと思いました。
「熱帯魚は水温についてシビアだ」などと書かれているのをよく見ていたのでちょっとビビっていましたが、死にそうになってたみたいなのもありませんでした。
ただ、これ以上長引いていたらどうだったかはわかりません。

いやーしかし、水温が徐々に上がって魚たちの動きが活発になってきたのを見た時は本当に嬉しかったです。

ここまでメイン水槽の話を主に書きましたが、同じ部屋にもう1本、他の部屋にもう1本水槽があり、いずれも生体は無事でした。

もし、同じようなシチュエーションになってもあきらめないでください。

ちなみに

26000円かかった工事代ですが『生活かけつけサービス』というのに加入していたらしく無料になりました。
契約している電力会社にそういうサービスがあれば加入しておくと良いかもしれませんね。

 

 

 

 

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