臭いし、見た目的にもよろしくないのでなんとかしたいものです。
もくじ
そもそも藍藻とは?
簡単に説明すると、藍藻(らんそう)とはシアノバクテリアとも呼ばれる酸素発生を伴う光合成を行う細菌の一群で藻類の一種といわれています。
水槽内の状態(条件)により、水槽のガラス面やレイアウト素材、水草などに生えてきます。
水槽内に拡がってしまうと独特の鼻を突く嫌なニオイがします。
藍藻が拡がる原因
前述した様に藍藻は光合成を行うので、水槽内を照らす照明時間が長ければどんどん成長していきます。
もう一つは水槽内の富栄養化。
餌の食べ残し、バクテリアが消化しきれない魚の排泄物、水草の肥料などがあると窒素やリンが水槽内で増えてしまうことをいいます。
この様な状態だと藍藻だけではなく各種コケも成長し目立ってきてしまいます。
オキシドールを使う
カミハタから出ている藍藻除去剤で「アンチグリーン」というものがあります。
このアンチグリーンの成分を見た人が「オキシドールに近くね?じゃ、オキシドールでもよくね?」みたいな感じで藍藻対策にオキシドールを使いそれから使う人が増えたみたいな話を聞いた事があります。
藍藻対策用の添加剤はカミハタ以外にも各メーカーから出ていますが、実際にやってみて安価で対策できたのでこちらのオキシドールを紹介します。水と酸素に分解されるので生体にもやさしいと言われています。
うちの近所の薬局で買いました。
はっきりおぼえてませんが、¥300円台でした。
こんな感じで安価で大体どこの薬局でも入手可能なはずです。
うちでは、今のところ効果ありで生体にも影響は出ていません。
そして、合わせて手に入れておきたいのがダイソーなどの100均で手に入る注射器です。シリンジという名前で売っているかもしれません。
こちらはダイソーで購入。パッケージに書いている様に香水や化粧水を別の容器に移す用に売られています。ですので探すとしたら化粧品コーナーを見てみてください。
こんな感じで先は尖ってませんが針様のものも付属しています。
規定量のオキシドールを水槽にドボンではなく、このシリンジで藍藻がある所に狙って注入する事によって効率良く藍藻を枯らす事ができます。水槽の角とかレイアウトで手が届きづらいところに狙って噴霧出来るので効果的です。
あと、もう一つあると便利なのが小さい計量カップ。シリンジ自体にも目盛があるのでそれでも良いですが、計量カップがあると便利です。
これはわざわざ買わなくても水質調整剤などを買った時に付いているやつなので持っている方も多いと思います。
私以外にも多くの方がオキシドールで藍藻対策出来たと聞いていますが、何があるかわかりませんので使用する際はあくまでも自己責任でお願いします。
モス、リシアなどに注意
ウィローモスやリシアなどはオキシドールを浴びてしまうとダメージがあり、枯れてしまう事があります。レイアウトで使用している場合は別の水槽などに避難させておくと良いと思います。
ソイルを使用している方は直接かけてしまうとボロボロに砕けてしまう様なので注意が必要です。
添加量について
アンチグリーンの場合を参考にすると、
60cm水槽 (約55ℓ) |
90cm水槽 (約155ℓ) |
120cm水槽 (約200ℓ) |
|
1日目 | 3ml | 9ml | 12ml |
2日目 | 6ml | 18ml | 24ml |
3日目 | 9ml | 27ml | 36ml |
4日目 | 12ml | 36ml | 48ml |
それ以降は1日おきに | 12ml | 36ml | 48ml |
アンチグリーンの場合ですが、コケが見られなくなったら使用を中止。
1日おきの添加は最長でも2週間まで、とあります。
これを参考に使用してみると良いと思います。