もくじ
マジックリーフとは?
マジックリーフってなにやら怪しい名前ですが、合法の葉っぱです。
アクアリウムでよく見かけるマジックリーフとはモモタマナと呼ばれる樹の落ち葉を乾燥させたものです。このモモタマナは高さが25m、幹の径は1m、葉の大きさ20cmにもなる高木です。沖縄以南の熱帯地域に分布し、枝が水平に伸び大きな葉で木陰ができるため、集会所、墓地、学校、公園などに植樹されてきました。その実はアーモンドのような形でトロピカルアーモンドと呼ばれ美味しいそうです。
木陰を作ることから傘のような役割をする、その樹の葉っぱということでアンブレラリーフ、アーモンドのような実をつける樹の葉っぱということでアーモンドリーフなどとも呼ばれています。
現地ではモモタマナのことをコバテイシとも呼んでいます。
マジックリーフの効果は?
マジックリーフを水槽に入れることによる効果ですが、葉っぱに含まれるミネラルが溶け出し緩やかに弱酸性の水質になります。この時、溶け出した成分で水槽の水が淡黄色、いわゆるブラックウォーターになります。
また水質が弱酸性に傾きます。アルカリ性を好む魚、海水、汽水域の魚の飼育には適していません。
殺菌、抗菌作用
マジックリーフはタンニンを豊富に含んでいるそうで、このタンニンには殺菌、抗菌作用があると言われています。病気の発生を抑えるのにも役立っていると思います。もちろんリーフだけで病気が抑えられるわけではなく、定期的な清掃、換水等は必須です。リーフを入れるようになってからうちでは病気が発生しづらくなったと感じています。
おやつにも?
効果ってほどではないんですが、エビがおやつがわりなのかツマツマしてます。他にもオトシン、プレコがたまに葉っぱの上でもぞもぞやってます。かじった跡があるわけではないのでわかりませんが、非常食として食べているのかもしれません。こんな感じで食べられたり、自然に溶けたりで1枚大体2〜3週間くらいでなくなります。
意外な効果も
うちでは水質調整兼魚やエビのおやつとして利用しているこのマジックリーフですが、意外な効果もありました。あまり気にしていなかったんですが、カワコザラガイがほぼ出なくなりました。
カワコザラガイは2mmくらいのあの白い小さい貝です。買った水草に付いてきたのか、自然発生したのか、熱帯魚飼育している方ならどなたでも見たことがあるあいつです。
特に何か悪さをするわけではないんですが景観を損ねるかもしれません。wikiでは害貝なんて書かれていました。
弱酸性の水質になることで殻が溶けるとか言われていますが、うちの水槽でも殻が溶けたのか、殻の維持が難しいのかわかりませんが、マジックリーフを入れてから全く見なくなりました。ある時マジックリーフのストックを切らしてそろそろ注文しないと、と思っていたら久しぶりに出没しました。
で、またマジックリーフ投入してしばらくするとぱたっと見なくなりました。カワコザラガイ対策にも有効だと思います。