もくじ
エビと魚は混泳できる?
飼っている魚が小型魚であればエビとの混泳は可能です。大型魚や古代魚などエビが口に入るくらいの大きさの魚だと食べられてしまう可能性はあります。シクリッド、エンゼルフィッシュ、ベタなどとの混泳はエビが食べられてしまう可能性がかなり高いので混泳は避けた方が良いでしょう。
逆にエビが魚にとって困ったちゃんになることもあります。
混泳で気をつけること
例えば、水槽の底をメインに生活するコリドラスですが、夜の睡眠中に底床材をツマツマするエビに眠りを邪魔されているのをよく見かけます。見ている感じだとエビはツマツマに夢中で魚に気づいてないのか、魚のことを気にしてないのか、コリドラスにぶつかっています。コリドラスにとってはストレスになっているはずです。コリドラスをメインに飼いたい方はエビとの混泳を避けた方が良いかもしれません。
もうひとつ、混泳で気をつけることはエビが弱った魚を襲ってしまうことです。ネットでエビとの混泳を見ていると『良いこと』しか書いていない記事が多いですが、エビは魚を襲います。もちろん、全部が全部そうではないとは思いますが。
うちでは何度か弱った魚の方がエビに食べられてしまったケースがありました。エビとの混泳を考えている方は、調子を落とした魚がいた場合、その魚を早めに隔離して治療するなどの対処が必要です。
そのほかにも弱った魚ではなく健康な魚が尻尾をかじられたりする事もありました。大事に育てていたインペリアルゼブラプレコ の尻尾がエビにかじられてるまさにその瞬間を目撃しました。このプレコは普段じっとしている大人しい子だったので自分の尻尾がかじられているのに気づくのが遅かったのかもしれません。こちらが早めに気付いて隔離したので大事に至ることはありませんでした。
混泳させる上で上記のようなことをしっかりと覚えておいてください。
ちょっと余談
余談ですが、ある日起きた時にコーナーフィルターと水槽の隙間で挟まって事故死していたルリーシュリンプを発見しました。体の色や状態などを見ると亡くなってそんなに時間が経っていないようです。
水質の悪化にも繋がるので水槽とフィルターの隙間からそのシュリンプを取り出そうとしたところ取り損ねふわふわと底に沈んでいきました。
その時、すごい勢いでコリドラス2匹がそのエビを捕らえ、もぐもぐと食べ始めました。おとなしいイメージのコリちゃんたちですが超肉食だったんですね。
まぁ、餌はエビ(オキアミ)ベースのものが多いので当然と言えば当然かもしれませんがエビの体から出てる匂いが美味しそうだったんですかね?普段の餌と食らいつきが違うのでびっくりしました。
エビの飼育は簡単?
エビ(シュリンプ系)をがっつり飼育しているわけではないので偉そうには言えないんですが、ウチではミナミヌマエビ、ルリーシュリンプ、チェリーシュリンプを飼っていますがほぼ放置です。エビのために何かをするということはしていません。
なので簡単と言えば簡単だと思います。
水草、ウィローモスをたくさん入れているので、それがいい隠れ家になっていて放置OKになっているのではないかと思います。
特にウィローモスはすぐに育ちますし、伸びたらカットしてそのカットしたものを流木などに活着させる事も出来るのでおすすめです。
水換えはマメにしよう!
熱帯魚を飼育している同じ水槽でその水温、水質維持を心がけていれば問題ないでしょう。
換水頻度も週1回、水槽水量の1/3くらいを目安に行うと良いと思います。
アンモニア、亜硝酸塩は熱帯魚はもちろんエビにとっても有害ですのでマメに換水することを心がけましょう。
エビの餌は何をあげる?
熱帯魚との混泳の場合は熱帯魚にあげた餌を食べるのでエビ用に買わなくても良いと思います。
エビのみを飼う場合はエビ用のフードがありますのでそれをあげると良いでしょう。エビ用の餌が近くのお店に置いていない場合は熱帯魚用の餌でも大丈夫です。
あとはマジックリーフもオススメです。
水槽にリーフを入れた瞬間にエビたちが寄って来ます。
このリーフはエビのおやつになるほかにもタンニンによる殺菌、抗菌作用や魚のエラや皮膚を保護するフミン酸などが含まれております。
まとめ
熱帯魚が飼育できている環境があればエビを飼うのはそんなに難しくありません。
適度に水草やモスを入れてあげると繁殖も容易です。
コケ取りもしてくれますし、カラフルな種類も増えてきて水槽に彩りを添えてくれると思います。
興味がある方はぜひ迎えてあげてください。